
こんにちは
先日インスタグラムに「新年早々、訳もなく大きな悲しみに包まれた」、と書きましたが、おかげ様でだいぶ回復してきました。
回復といっても、向き合うべき感情の浮上は、決して良からぬことではないのです。
インスタにも書いた、若松英輔さんの「悲しみの秘義」というエッセイ集には、「人生には悲しみを通じてしか開かない扉がある」と書かれていました。こんな素敵な言葉に出会うことができたのも、大きな感情に向き合ったからだと考えることもできますね。
宮沢賢治はじめ、優れた詩人たちの作品から考察されたエッセイ、深く静かに人生に向き合いたい方にオススメの本でした。
さて、今回私が開いた「扉」は、先日書いた知人の「コア・ビリーフ」のような、自分自身の深い深い部分でした。私にも、どなたにでも、そんな信念やインナーストーリーがいくつもあるものです。
普段は気にしないように元気に生きているつもりだけれど、ふとしたシュチュエーションで、押し込めていたストーリーや感情が再生されてしまう。私も実際にそんなことを繰り返していました。よく言われるように、自分の中に映写機とフィルムがあり、外側の世界はスクリーンなのです。
前の記事に書いたように、年明けから「エヴォリューション」というアルガンザさんのワークを受け始めたのですが、その5日前から原因のない悲しみの浮上や、普段ないような体調の変化が起こり始めました。(インナーチャイルドがらみだと第一、第二チャクラ付近に起こりやすい。)
ある日などは、お風呂で子供の頃の記憶がよみがえり、ブワッと泣いてしまったりと感情の事前浄化もあり。
そんなこんなで当日を迎え受けたこのワークのリーディングの中で、あるストーリーが象徴的に浮かび上がり、Amariさんに伝えていただいたのですが、これがまさに私が子供の頃から持つ、根深いインナーストーリーの1つだったと感じました。
「パステルカラーの小人たちの優しい世界を、銅色の大きなニシキヘビがあらわれて、逃げ惑う小人たちごとあっという間に飲み込んでしまう」
この部分は読んだ時は、実際に本当に恐ろしく感じている自分に気がつきました。
創造的で罪のない、みんなが仲良し、そんな無邪気な小さきものたちを、突然現れた黒くて大きなものが、その世界ごとあっという間に飲み込んでしまう。。。
実際に「ジェネシス」とは、地球の創造と破壊の歴史とも言えますので、そんなことは実に度々起こっていたでしょうし、私にはそんな精霊・元素霊存在としての中間性(転生と転生の間に経験)が多くあったのだろうと思います。
そしてその情報のエネルギーが、人間として生まれた今も、物質的な重みを持って再生され、そういう状況や土地、家系、人間関係に引き寄せられたり、あるいは作り出したりしていた。
なので、「訴えても耳を傾けてもらえない」「理解してもらえない」という状況が起こると、その先の破壊の絶望にまで膨らんでしまい、エネルギーががくんと落ちてしまうのではないかとのリーディング。
確かに、そうなると、どうしてもやる気が出ない、何をしてもどうせ。。。と心が闇に覆われるような不安に襲われる。
このことから、反作用的に「理解されること」が=「安全」という観念になっていたことにも気がつきました。これでは近しい人々に無意識に「理解」を強要してしまうことにもつながるよなぁ。。。という気づきも。
また、今回Arganzaさんに依頼して良かったなと思う点は、この「やがて黒い大きなものに飲み込まれる」という感覚については以前から自分でも気づいていたのですが、
自分に「小さきものたちの世界の一部だ」というアイデンティティーがあるということは、他人にお願いしなければ気がつかなかった、と思うところでした。
人間は複雑なので、自己の一つの面が見えていても、自分には見えない一面もある。エネルギーでもまた然り。時には馴染みすぎていて気にも留めなくなっていたりもするので、わかっているようで一番わからないのが自分というものですね。
けれども言われてみれば確かに。その小人や精霊、元素霊たちの一部であるというアイデンティティが、私にはあるような気がします。
人間を生きる今も、弱く小さな罪なきものであるという自己認識や、揺蕩うようなあり方、そんな色彩を心地よく思う自分がいます。そのため、これまでこの3次元では、生き方も何となくフワフワと頼りなく、社会に上手くフィットしないものだったのだろうとも。
そして確かに私の描く絵は、昔から抽象的で、そんな元素の世界を表しているようにも思えてきます。これはその一面の良い活用法と思っています。
そんな元素霊や小人たちの世界の傷(魂レベルのインナーチャイルド)が、また一つ、その鋳型ごと高次に癒され解放された今回。
なので私の中にはもう、その破壊のフィルムは存在しない。
だからもうそんな破壊は起こらない。
理解されなくて悲しくても、聞いてもらえなくて悔しくても、もう絶望までする必要はない。
また破壊が起きてしまうという不安や恐れで生きなくてもいい。
私の中の小さき者たちは、他の側面とともに私のパーソナリティに統合されて、逞しく現実を生き延び、元気に創造を続けるだろう。
そんな風に自分を芯から変えてゆくことができそうな、2020年の始まりです。
この「エヴォリューション」のセッションは、実はまだあと4回ほど続きます。エヴォリューションとは「進化」のこと。この先私がどんな風に進化するのか、ここへ綴って行こうと思います。
また、今後この伝授を受けて、Albireoでのセッションも視野に入れておりますので、私の経験がどなたかのご参考になればと思います。
「エボリューション」は、Arganzaワーク群の中でも特に、インナーチャイルドの傷が深い人や、内面の縛りが強い人に有効なワークと聞いていましたが、確かに受けてみて実感が出ました。根源的な深い部分からごそっと癒された感じです。
気になる方は、ぜひ読んで検討してみて下さいね。
by Yew
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